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グアテマラのひみつ、その先へ。

黄桃のシロップ煮(漬け) / Almíbar de Melocotón

©JO' 黄桃のシロップ煮(漬け) / Almíbar de Melocotón

©JO' 黄桃のシロップ煮(漬け) / Almíbar de Melocotón

調理時間:1時間30分程度(ほぼ待ち時間)

グアテマラではちょうど7・8月あたりに白桃や黄桃の旬を迎えるようです。手のひらにちょうど収まるサイズ(またはもう少し小ぶり)と日本のそれと比べると小さめです。今回は家庭用の黄桃のシロップ煮・漬けを作ってみます。幹線道路の道端に瓶詰めで売られているものとは、また作り方は違うのかもしれません。

 

ながり

食材を準備する

  • 黄桃‥1㎏(皮・種含む,だいたい1個が150gほどでした)
  • 三温糖(または上白糖)‥80g(お好みで増減◎、保存を検討しない場合は50~60gほどでも十分な甘さかと思います)
  • シナモンスティック‥適量(お好みで、今回は親指ほどの長さのシナモンを加えました)
  • 飲料水‥適量(黄桃を鍋に入れた際、浸る程度)

 

作ってみる

  1. 黄桃を半分に切り、皮を剥く(種がついた状態の方が、シロップにとろみが出る)。
  2. 鍋に1の黄桃、三温糖、シナモンスティックを入れ、10分ほど馴染ませる。
  3. 2の鍋に飲料水を黄桃が浸る程度に入れ(すべて浸らなくても◎)、蓋をして中火にかける。一度、沸いたら弱火にし、コトコトと45分~1時間ほど煮ていく(この間は全体をたまに混ぜる程度で〇)。
  4. 火から外す前に蓋をとり、火を中火にして2~3分加熱する。その後、煮沸消毒した瓶に黄桃とシロップ、シナモンを入れて蓋をする(もし、シロップがあまりにもサラサラとした状態であれば、黄桃を瓶に移した後、シロップだけ少々煮詰め、瓶に入れても〇(お好みで))。涼しい場所または冷蔵庫で保存する(未開封の状態で1か月ほど保存可能)。
(↓写真はざっくりとした作り方です、右横方向に見ていただけたら。)
©JO‘ 黄桃のシロップ煮(漬け) / Almíbar de Melocotón
©JO‘ 黄桃のシロップ煮(漬け)/ Almíbar de Melocotón
©JO‘ 黄桃のシロップ煮(漬け) / Almíbar de Melocotón
©JO‘ 黄桃のシロップ煮(漬け) / Almíbar de Melocotón
©JO‘ 黄桃のシロップ煮(漬け) / Almíbar de Melocotón

 

食べてみる、「いただきます」

とろりとしたシロップと柔らかく、甘い黄桃がとても美味しいです(少なくとも常温まで冷ましてからお召し上がりください)。中々1日置くと味がさらに馴染み、冷蔵庫で保存するひんやりと冷たいデザートになります。黄桃の旬にいつも保存用にと作ってきましたが、早めに(1週間ほどで)食べきってしまうことが密かな悩みです。

  • グアテマラにおける白桃や黄桃の栽培は16世紀、スペインによる征服後にその栽培が始まったとされています(グアテマラが原産の果物ではありません)。2016年のデータによると、キチェ県、サン・マルコス県、ウエウエテナンゴ県での栽培が全体の半数以上を占め、収穫量はキチェ県がもっとも多いようでした。キチェ県で観光地としても有名なチチカステナンゴ市の入口付近には小さな桃農園があり、採れたてをいただくことができました。
  • グアテマラでは白桃・黄桃を良く洗い、皮つきのまま食べらることが多いように思います。皮の厚さは日本のそれと同じくらいです。