サヤインゲンの卵衣揚げ / Ejotes envueltos en huevo
調理時間:30分程度
サヤインゲン(Ejote)を使用したグアテマラの揚げ物(Ejotes envueltos en huevo)を作りました。揚げる際にトゥサ(Tusa)と呼ばれるトウモロコシの外皮で結び、サヤインゲンがバラバラにならないようにしています(キチェのおばあちゃんに教わりました)。
食材を準備する
- サヤインゲン‥24本程度(すじを取る。また今回は7~8本を一束にしました。お好みで)
- 鶏卵(大)‥1個(卵黄と卵白を分ける)
- 小麦粉‥10g(中力粉を使用しています)
- 食用油‥適量(揚げる用、揚げ焼きできるほどの量でも〇)
- トゥサ(トウモロコシの外皮)‥3本(サヤインゲンの束数に合わせる)
作ってみる
- 鍋で湯を沸かし、食塩(分量外)を加えた後にサヤインゲンを入れ、塩茹でする(柔らかめに茹でた方が〇)。その後、流水にさらし水気を切る。
- サヤインゲンの束を作り、その真ん中を水に浸漬して柔らかくしたトゥサ(Tusa)で結ぶ。
- ≪揚げ衣を作る≫ボウルに卵白を入れ、しっかりと角が立つまで泡立てる(砂糖は加えない)。卵白が泡立ったら、そこへ卵黄と小麦粉を加え、やさしく混ぜる。
- 3に2のサヤインゲンを入れ、スプーン等で揚げ衣をすくい、いんげん豆の上に乗せる。
- 鍋に食用油を適量入れて熱し、揚げ衣をつけたいんげん豆を揚げていく。揚げている最中は、箸等で頻繁に触らないようし、揚げ衣の端の色がキツネ色に変わってきたところで、やさしくひっくり返す(すべての面がキツネ色になるまで繰り返す)。
- 揚がったサヤインゲンはキッチンペーパー等で油を切る(この揚げ衣は油を吸いやすい)。
食べてみる、「いただきます」
添えたトマトソースとの相性も良く、あまりサヤインゲンが得意ではない私も、パクパクと食べ進めてしまう美味しさです(卵と油分のおかげでしょうか?)。ちなみにトゥサは食べながら、外します(基本的には食べません)。この揚げ衣は主に野菜を使用した揚げ物に使われている印象があり、今回は同様に塩茹でしていたカリフラワーも揚げてみました。他にもカボチャの花、パカヤ(Pacaya)、ハヤトウリ(Guisquil)や赤ビーマンの肉詰め(Chiles rellenos)等を揚げることが多いです。
よや
- サヤインゲンの卵衣揚げのように卵の衣を用いる方法はスペインやアラブ地域の文化から来ているものとし、グアテマラでは17世紀以降(スペインによる征服後)よりその料理への使用が始められたとする説があるようです(2002年4月8日にPresa Libre(当地紙)への掲載記事を参照)。