黒フリホール豆煮(すり潰したもの) / Frijol volteado
調理時間:40分程度 (ミキサーを使用の際は30分程度)
グアテマラの黒フリホール豆煮の応用したフリホール・ボルテアード(Frijol volteado)と呼ばれるものです。味付け後の黒フリホール豆煮をすり潰して、加熱し、水分を飛ばします(水分の飛ばし具合はお好みで)。今回はパン・フランセスに挟みましたが,トルティージャやそのチップスなどにつけても美味しく食べられます。
つ
ながり食材を準備する
- 黒フリホール豆煮‥250g(豆と煮汁を合わせ)
- 玉ねぎ(中)‥1/8個(みじん切りにする)
- にんにく(極小)‥1個(みじん切りにする)
- オリーブ油‥小さじ1(玉ねぎとにんにく炒め用)
作ってみる
- 黒フリホール豆煮を擂り石またはミキサーでよくすり潰す(ミキサー使用の場合、飲料水(分量外)を適量加えて攪拌する)。
- フライパンにオリーブ油をしき,みじん切りにした玉ねぎ・にんにくを加えて弱火にかける。それらの香りが立つようになったら、すり潰した黒フリホール豆煮を加え、好みの濃度になるまで、混ぜながら煮詰めていく(弱火~中火、焦げ付かないように注意する)。
食べてみる、「いただきます」
まるで塩味のついたインゲン豆のこしあんです。今回はパンに挟みましたが、トルティージャにつけて食べると、「無限にトルティージャが食べる!」との感覚を持つほどに、私にはとても美味しい組み合わせです。
よや
- すり潰した黒フリホール豆煮(玉ねぎやにんにくを加えないもの)とトルティージャ用のマサ(Masa)を使用し、タユーヨ(Tayuyo)やシエテ・カミサス(Siete camisas)と呼ばれる、豆煮とマサを層に重ねた後にくるくると巻き、蒸しあげられた食べものが作られます。
- トルティージャを焼き上げる際に、すり潰した黒フリホール豆煮をマサ(Masa)に混ぜ、焼かれることもあります
- レジェニート(Rellenito de plátano)と呼ばれる、調理用バナナを使ったお菓子では、中に入れる具としてフリホール豆が使われます。この場合、フリホール豆煮に食塩を加えず、すり潰した後、チョコレートやショ糖、シナモン等を加え、甘く・(少々)スパイシーに味付けます。一方で、甘く味付けられたフリホール豆煮が苦手な方も多い印象です。