JO’

グアテマラのひみつ、その先へ。

レジェニート / Rellenito

©JO‘ レジェニート / Rellenito
©JO‘ レジェニート / Rellenito
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調理時間:40分程度

熟させたプラタノ(Plátano)と呼ばれる調理用バナナと、黒いんげん豆やチョコレート等で出来た餡(Relleno)とで作るグアテマラの甘いデザートです。使用する食材によってはベジタリアンスイーツにもなります。

 

ながり

食材を準備する

  • プラタノ(Plátano)‥1本(ある程度熟したもの(皮が黒くなってきたもの))
  • パン‥20g程度(両面に焼き目を付けてからすりおろす、パン粉やクッキーでも◎)
  • 小麦粉‥適量(揚げるときにレジェニートへ付ける)
  • 食用油‥適量(揚げ焼きの分量、オリーブ油を使用すると上手く揚がらない可能性があります)
≪餡(Relleno)を作る≫
  • 黒いんげん豆(柔らかく煮たもの)‥1/3~1/2カップ
  • チョコレート(飲む用、カカオと砂糖のみで作られたもの)‥60g(細かく切る、製菓用チョコレートとココアでも◎)
  • シナモンスティック‥少々(素焼きしたもの、粉末でも◎)
  • 黒砂糖‥小さじ1
  • 食塩‥少々

 

作ってみる

  1. ≪餡を作る≫擂り石(Piedra de moler)またはミキサーを使用して、黒いんげん豆、チョコレート、シナモンをペースト状にする(ミキサーを使用する場合は、黒いんげん豆の煮汁を適宜入れ、ミキサーにかける)。
  2. 1をフライパンまたは土鍋に入れ、黒砂糖と食塩を加えて中火にかける。沸いてきたら弱火にし、好みの固さになるまで木べらで混ぜながら火にかける(今回はすこし固めの餡に、緩すぎる餡だと詰めずらい)。その後、火からおろして冷ます。
  3. フライパンでプラタノを柔らかくなるまで皮ごと焼く(たいていは皮ごと4等分ほどにし、柔らかくなるまで茹でることが多い)。
  4. プラタノに火が通り、柔らかくなったら火からおろし、皮を剥く。すりおろしたパンを加え、すり潰しながら混ぜていく(20gすべてを入れなくても◎、べたつきすぎない程度にまとまれば◎)。
  5. レジェニートの形(俵型)を作って行く(プラタノを皮のように広げ、そこに餡を入れて包む)。
  6. 小麦粉を適量つけ、食用油で揚げていく(表面がキツネ色になれば◎)。揚げた後はそれらをキッチンペーパーに取り、余分な油を落とす。
(↓写真はざっくりとした作り方です、右横方向に見ていただけたら。)
©JO‘ レジェニート / Rellenito
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©JO‘ レジェニート / Rellenito
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食べてみる、「いただきます」

温かいものをいただきます。餡(Relleno)たっぷりのレジェニートに満足しました。プラタノの部分が柔らかければ、揚げたてもトロリとした食感で美味しいですが、少し固くなってしまった場合(今回…)は、揚げたものを少しおく、または冷ましてからレンジなどで再加熱するともっちりとした食感となり美味しくいただきました。飾り付けとその風味のために粉末のシナモンを振りかけましたが、一般的には白砂糖と生クリームで飾り付けがなされます。

  • グアテマラでにおけるプラタノの使用は多種多様あり、葉っぱは主に蒸し料理や生チーズの包みに、プラタノの皮(真っ黒くして乾燥させたもの)はペピアン等の料理に入れられることがあり、プラタノの茎と結合部は自然染色における媒染にもその利用があります。またプラタノのゆで汁は捨てずに、飲まれます(カリウムが溶けているそうです)。
  • 家庭によっては、黒いんげん豆の煮込み(塩味)をすり潰したもの(Frijol colado)をそのまま使用して、レジェニートを作ること(はじめて教わったレジェニートの作り方でした)、また、マンハール(Manjar)と呼ばれる牛乳のクリームが餡として使われることもあるようです。